FAプロとは?ヘンリー塚本が築いた異色のドラマAVメーカー
FAプロとは、AV監督のヘンリー塚本氏によって1985年に設立された昭和感漂うリアル志向のアダルトビデオメーカーです。
ドラマ仕立ての構成と、日常の延長線上にある性描写にこだわる作風は他のメーカーと一線を画しています。
ただ本当に好き嫌いが分かれるAVだと思います。
棚の一角に異様な空気を放つ作品群
レンタルビデオ時代からAVを見てきた私が最も異質に感じたメーカー、それがFAプロでした。
高校卒業と同時にアダルトビデオを借りるようになった頃、棚の一角に“何かが違う”異様な空気を放つ作品群が並んでいた─
パッケージには「ヘンリー塚本監督」の文字。
オナニー目的にも関わらず、不穏な空気を纏うパッケージデザインに圧倒され思わず身構えながらレンタルした記憶があります。
不穏な音楽とリアリズム重視の映像。まるでサスペンスドラマ。
今でもそうですが、不気味な音楽から始まります。
これからオナニーするのに鳥肌が立つんですよね。
ヘンリー塚本監督自ら脚本演出を担当し、徹底的にリアリティーにこだわっているとのこと。土木作業員役の男優には作業着を着せてトラックを運転させたり、昭和の田舎を舞台にしたシーンでは家屋や衣装まで忠実に再現されています。
さらには収容所を模した舞台の設営、軍服を着せられる女優たち。
細部のこだわりを感じます。
FAプロでしか観られない!女優が自ら服を脱ぐシーンが最大の魅力
私がFAプロに惹かれる最大の理由
──それは「女優が男優を見つめながら、自ら服を脱ぐシーン」です。
「え、それだけ?」と思われるかもしれません。
“男優に服を脱がされる”のではなく、“女優が自分から脱ぐ”。
それだけです。
──でもそんな些細な違いがAVの興奮レベルを決定的に変えてしまう。
これほどエロティックでリアルな描写を、他のAVメーカーではほとんど見かけません。
FAプロだけが描ける、“女が自分の意思で脱ぐ本能的なエロス”。
私にとって、この演出こそFAプロの真骨頂。
このシーンだけでも観る価値があると断言できます。
女優が“女”へと変わる瞬間。
この生々しい心理描写があるから、FAプロは他のAVとまったく違うのです。
このシーンで私は十分抜けます。
ただし全ての作品にこのようなシーンがあるわけではないので、その演出が特に光っている作品を紹介します。
※複数のFAプロ作品に興味を持たれた方は、「単体購入」よりも「見放題ch」「見放題chデラックス」のご利用がお得かもしれません。
人目を避けて 密会 【rabs00015】

この作品は以下のサービスで視聴可能です。
※配信状況は変更される場合があります
人生は一度だけ 夫婦交換初体験/ナンパされ、やられたい夜/色っぽい息子の嫁を犯したい 【h_066fax00237】
※義父を見つめながら服を脱ぐシーン (1:17:23~)
この作品は以下のサービスで視聴可能です。
※配信状況は変更される場合があります
ヘンリー塚本原作 ふしだらな妻たち 理性がとんだ夜 【hqis00069】

※3回目の絡み。女が服を脱ぎ、ベッドに座ってフェラ、自ら股を開くシーン。
これはエロかった! (1:04:30~)
この作品は以下のサービスで視聴可能です。
※配信状況は変更される場合があります
私の理性を崩壊させる。FAプロ。
女は男を見つめたまま、自ら服を脱ぎ始める。
抑えていた本能はもはや止まらない。
そして美しい裸体がさらされ、白いパンティー引き下げると、極黒の陰毛が。
「早く抱いて…全部見て…」そんな無言の誘惑が画面越しに伝わってくる。
もうそれだけで即勃起、すぐさま射精します(恥)
私が感じるFAプロの“苦手なところ”──クセが強すぎて人を選ぶAV
FAプロは確かに独自の世界観がありますが、正直クセが強すぎて万人受けはしないと思います。
私が「だからFAプロって苦手なんだよな…」と毎回思わされるのが以下の演出です。
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男優のディープキスが暴力的すぎる
男優が獣のように舌をねじ込むようなベロキスはやり過ぎ。キスフェチでも引いてしまうレベル。 -
SEX中に男優の顔のドアップを映す。
誰もそんな画を望んでいない謎演出。 -
覗きのシチュエーションで、覗き魔の顔をSEX中に映す
雰囲気を壊すどころか、勃起すら妨げてくる編集。 -
無駄な演出や暗すぎる照明
もはや意味不明の演出で作品の大部分の尺が台無し。
「AVとしての抜きやすさ」においては明確にマイナス点が多いのもFAプロ。
いくら“リアル志向”だとしても、オナニーしたい視聴者目線とは、正直ズレているのではないか?
ただし──それでも私はあの唯一無二の「女優が自ら服を脱ぐ」演出だけで、FAプロ作品をチェックし続けているのです。
他のAVメーカもドラマAV制作する際は、参考にほしいですね。
塚本作品に通底する“セックスへの背徳感と罪悪感”
塚本流AVに込められた“性の哲学”
「セックスは快楽だけではない。そこには、罪悪感や背徳感がつきまとう──」
罪と快楽が交差する──そんな塚本流の“性の哲学”が、不穏なオープニング音楽とともに脳裏に深く刻まれるのです。
「ただSEXする」というAVとは一線を画す、異端で濃厚な世界観。
例えば「不倫のSEXに溺れてしまったら」もはや待っているのは地獄のみ。
でも体が疼く、快感に溺れた男女は地獄が待っていていても、受け入れる。
セックスとは、ただの快楽ではない。
そこには、罪悪感や背徳感といった影がつきまとう──。
FAプロ作品に共通する「塚本流・性の哲学」は、不穏なオープニングの音楽とともに観る者の精神をじわじわと蝕みます。
それは「ただ抜けるAV」とはまったく違う、“罪と快楽が交差する異端のエロス”。
例えば、「不倫のセックスに溺れた先に待っているのは地獄」。
それでも、体は疼き、男と女は破滅すら悦びに変えて交わる──。
旧約聖書の十戒で、神は「汝、姦淫するなかれ」と不貞を禁じています。
しかしセックスの快感に抗することが出来ないのも人間なのですよね。
この罪と葛藤の間にある快楽こそ、ヘンリー塚本監督のドラマAVに込められた思想だと思います。
FAプロ名物「FAダンス」
こんなにも倫理を踏みにじる物語を撮り上げたヘンリー塚本は、なぜか最後に出演者たちにダンスを踊らせます。
背徳に手を染めた者たちは、奇妙な音楽を背に、腰を艶やかに揺らしながら一枚ずつ服を脱ぎ、すべてを脱ぎ捨て、全裸のまま音に溶け込んでゆく。
まるでそのダンスは──自らの罪を洗い流す“儀式”のようであります。
そして、そんな背徳的映像に興奮してしまった我々視聴者さえも、なぜかその最後のダンスで救済されたような気がするのです。
他のAVメーカーとは明らかに異質な空気を纏う、しかも観る者に罪悪感と緊張を強いるFAプロの作品群。
だが、ハマる人には深く心に染み込む──
これこそFAプロが長い間支持されている理由の一つだと思えます。